世界地図 world atlas 2004 4 5
今後も、世界の混乱は続くと思います。
それは、世界地図を見れば、その原因がわかります。
たとえば、中東やアフリカの地図を見てみましょう。
こういう地図を見て、不自然だと思いませんか。
国境というものは、一般的に、
川や山、海が、国境線となるでしょう。
そうすると、中東やアフリカの国境線は、不自然だと思うでしょう。
これらの境界線(国境線)は、当時、列強と呼ばれた帝国主義国が、
植民地政策のために、人為的に、境界線(国境線)を引いたのです。
これが、今も続く、紛争の原因となったのです。
もともと、こういう地方には、国境というものは、なかったのです。
多くの民族は、自然とともに暮らしていたのです。
そして、自分たちの民族の力が及ぶ範囲が、境界線となったのです。
あるいは、自分たちの部族の力が及ぶ範囲が、境界線となったのです。
ところが、列強によって、人為的に、国境線が引かれたために、
本来は、自由に暮らしていた民族や部族が、
国境線に閉じ込められたり、
あるいは、国境線によって分断されてしまったのです。
これは、言い換えれば、
民族や部族のエネルギーが、不自然な形で、
国境線のなかに閉じ込められたり、
あるいは、国境線によって分断されていることを意味します。
こうしたエネルギーは、不自然な形で閉じ込められていますので、
徐々に、爆発をしてきたでしょうし、
また、分断された民族は、ひとつになろうとするエネルギーが出てきたでしょう。
こういう不自然な国境線は、紛争やテロ、地域対立を引き起こします。
こうした混乱は、今後も続くでしょう。
おそらく、このような混乱は、国境線が、自然な形になるまで、続く可能性があります。
国境線を人為的に引くことは、紛争の原因となるのです。
これは、歴史の真実です。
しかし、歴史を学ばない者が、国境線を人為的に引いてきたのです。
その反作用は、やがて、起きてきたでしょうし、今後も、続くでしょう。
民族を無視した「人為的に引かれた国境線」が、紛争やテロを引き起こすのです。
そして、それが、民族のエネルギーを爆発させるのです。
こうした不自然な国境線は、内側に、民族のエネルギーを貯め込んでしまうのです。
一時期、アメリカが唱えた新世界秩序は、幻のものと消えるでしょう。
こうしたものは、民族のエネルギーによって、消されていくのです。